カラダつうしんぼ(生活習慣病の重症化予防)

目的対象者カラダつうしんぼが届いたらカラダつうしんぼはこういうかたちで届きますリスクポイントについてお問い合わせ

目的

キユーピー・アヲハタ健康保険組合では、2019年より生活習慣病の重症化予防を開始しました。当健保組合の医療費は、高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の占める割合が大きくなっています。加入者の皆様が、いつまでも健康でいることができるように、定期健康診断結果データより、近い将来、生活習慣病が重症化する可能性の高い方へ、自身の健康状態を分かりやすく示した通知の「カラダつうしんぼ」をお送りしております。(® Well being Co.)

「健康がすべてではない、しかし健康を失うとすべてを失う」(西洋のことわざ)

あなたは、どちらの人生を選びますか?

受診→健康行動
放置→重症化

重症化するとこんな状況になってしまうかもしれません!

重症化 脳梗塞 入院・手術(後遺症の可能性もあり)
人工透析 週3回、1回4~5時間かけて人工的に血液を浄化
糖尿病 重症だと患部の切断の可能性あり

対象者

  • 定期健康診断結果より分析を行い、リスクポイント数(注1)が大きく、将来、重症化する可能性が高い方。
  • 検査項目で特定の数値が異常な方
    (注1)以下の「検査項目の基準値と解説」参照ください

カラダつうしんぼが届いたら

【Step1】自分の健康状態を知る

「カラダつうしんぼ」で、ご自身のリスクポイント、生活習慣病危険度判定、過去5年間の検査数値の推移、健康アドバイスなどを確認してご自身の健康状況を確認してみてください。

【Step2】自分の治療方針について医師と相談

医師に「カラダつうしんぼ」を見ていただき、ご自身の治療方針について変更の必要は無いか、主治医と一緒に話し合ってください。
かかりつけ医がいない場合も同様に通院して、医師に「カラダつうしんぼ」をみていただき治療方針を相談してください。

【Step3】健保組合からの継続フォローの実施

Step2の内容に基づいて治療を開始。
健保組合では医療機関に受診しているかどうかを確認させていただきます。
受診が確認できない場合は再度、ご連絡することもあります。

カラダつうしんぼはこういうかたちで届きます

「カラダつうしんぼ」が届いたら、ご自身の健康状況を確認してみてください。
カラダつうしんぼの見方(PDF) ※® Well being Co.

リスクポイントについて

検査項目の基準値と解説

あなたのリスクポイントは、下記の基準で計算されています。健診数値の表内の黄色の項目はリスクポイント1点、赤色の項目はリスクポイント2点で計算されています。

計算項目は、①性別、②年齢、③肥満度、④血圧、⑤脂質(TG・HDL)、⑥脂質(LDL)、⑦血糖、⑧尿蛋白・クレアチニン、⑨服薬(血圧)、⑩服薬(血糖)、⑪服薬(脂質)、⑫既往症(脳卒中)、⑬既往症(心臓病)、⑭喫煙、⑮飲酒、複数の検査項目が該当する場合は、より高いリスクポイントの数値で計算しています。
※スマホでご覧の方はこちらのPDFをどうぞ

基本情報
および
検査項目
リスクポイント 解説
黄色ゾーン未満の数値であれば正常です。
赤色ゾーンは黄色ゾーンよりさらに危険です。
1点 2点
性別 男性 男性は、女性より生活習慣病の発症率が高くなります。
年齢(歳) (男)≧45
(女)≧55
≧65 男性は45歳以上、女性は55歳以上から年齢が高くなるほど、生活習慣病の発症率が高くなります。
肥満度〔腹囲cm〕
(BMI)
BMI≧25
または
(男)≧85
(女)≧90
BMI≧30 腹囲とは別に肥満度の指標となる体格指数をBMI(ボディマス指数)と言います。算出式は下記の通りです。18.5未満は低体重とされ、普通体重は18.5~25.0、25.0以上は肥満域となります。内臓脂肪を減らすことで普通体重を維持しましょう。
<算出式>BMI=体重kg÷身長m÷身長m
血圧〔mmHg〕 ≧140
≧90
≧160
≧100
血圧は高いまま放置しておくと心臓や血管に大きな負担がかかります。そのため、動脈硬化を起こしやすくなり、血管が破れたり、詰まったりして心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす要因となります。
TG〔mg/dl〕
(中性脂肪)
≧150 ≧300 食べ過ぎや飲み過ぎ、肥満によって数値が高くなります。中性脂肪を高いまま放置しておくと、脂質が血管壁に溜まり、動脈硬化を起こすことで、心筋梗塞や脳梗塞の発生につながります。
HDL〔mg/dl〕
(善玉コレステロール)
40> 35> HDLコレステロールは体内の血管などに付着するコレステロールを除去する働きがあり、善玉コレステロールと呼ばれます。数値が低いと、動脈硬化の危険性が高まります。
LDL〔mg/dl〕
(悪玉コレステロール)
≧140 ≧160 LDLコレステロールは一般的に悪玉コレステロールと呼ばれ、値が高いと動脈硬化が進行し、心臓や脳の血管が詰まったり切れたりする病気を発症する危険性が高くなります。160以上になるとさらに危険です。また高血圧や高血糖等、他のリスクがあると、120以上でも注意が必要です。
BS〔mg/dl〕
(空腹時血糖)
≧100 ≧126 血糖値が高いと糖尿病の危険性が疑われます。自覚症状が無くても放置したままでは症状は確実に悪化します。
HbA1c〔%〕
(ヘモグロビンエーワンシー)
≧5.6 ≧6.4 食事や運動によって日時変動する血糖値とは異なり、ヘモグロビンHbA1cは食事等の影響をほとんど受けないので、過去1~2ヶ月の平均的な血糖値の状態が推定できます。糖尿病の判定指標となります。
Cr〔mg/dl〕
(血中クレアチニン)
(男)≧1.0
(女)≧0.8
(男)≧2.0
(女)≧1.4
血清中のクレアチニン濃度は腎機能障害の指標となり、腎機能が低下するとクレアチニン値は上昇します。重症化すると慢性腎不全となり、最後は透析治療が必要となる危険性があります。
尿蛋白 ± ≧+ 尿中の蛋白の有無を-、±、+で表し、正常であればマイナスです。プラスの数が多いほど腎機能障害の可能性が高くなります。運動後など一過性にプラスになることもあります。
服薬(血圧・血糖・脂質) 服薬あり
(改善あり)
服薬あり
(改善なし)
服薬していれば安心というわけではありません。各検査値が目標値を上回らないよう生活改善は必要です。
既往歴(脳卒中・心臓病・腎不全) 既往歴あり 自覚症状がなくても、服薬や生活改善については必ず医師の指示に従いましょう。
喫煙 喫煙する 喫煙はあらゆる病気の発症リスクを高めます。生活習慣病においても、喫煙している人は、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが著しく高くなります。是非、禁煙をおすすめいたします。
飲酒 毎日2合以上飲酒する 適量を超えた飲酒は肝臓などの臓器に大きな負担をかけます。お酒を飲む人は定期的に肝機能等の検査数値を確認して健康への影響を確認しておきましょう。

お問い合わせ

不明な点や問い合わせがあれば、当健保組合「カラダつうしんぼの係」までご連絡ください。

  • TEL 03-5384-7740
  • 内線 731-4565
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